「エンパス」「逆エンパス」診断チェック
自分の共感力は受け取るタイプ？影響を与えるタイプ？
人の感情に敏感で、時に疲れてしまったり、理由のわからない生きづらさを感じる人の中には、「エンパス」または「逆エンパス」の体質を持っている可能性があります。どちらも共感力に関係する気質ですが、作用の方向が異なります。
本記事では、エンパスと逆エンパスの違いをわかりやすく解説した上で、自分の傾向がどちらに当てはまるかをチェックできる診断表をご用意しました。
エンパスとは？他人の感情を受け取る人
エンパスは、他人の気持ちやエネルギーを強く感じ取り、自分のことのように共感してしまう人を指します。表情や言葉の裏にある感情に敏感で、他人の悲しみや怒りをまるで自分のことのように感じることがあります。
そのため、人間関係では気疲れしやすく、集団の中では他人の感情に圧倒されてしまいがちです。相手の感情に左右されやすく、無意識のうちに「気を使いすぎる」「自分の気持ちを後回しにしてしまう」などの傾向が見られます。
逆エンパスとは？他人に感情を投げかける人
逆エンパスは、エンパスとは逆に、自分の存在が他人の感情を揺さぶるように働く体質です。特に何かをしたわけではないのに、相手が感情的になったり、隠していた本音を表に出したりする場面に遭遇しやすいという特徴があります。
そのため、誤解されやすい、なぜか嫉妬や敵意を向けられやすいと感じる人も多いです。一方で、人の本質を引き出す力があるため、無意識に他人の“変化”や“覚醒”のきっかけをつくっていることもあります。
エンパス・逆エンパス診断チェック表
以下の質問に対して「はい」と思う項目の数を数えてください。
エンパス傾向チェック
自分が人の感情に引っ張られてしまう傾向があるかどうかを測ります。
| 質問項目 | あなたの回答 |
|---|---|
| 他人の怒りや悲しみを自分のことのように感じることがある | □ はい |
| 人混みやにぎやかな場所にいるとぐったりする | □ はい |
| ドラマや映画を見て、感情移入しすぎて涙が出ることがある | □ はい |
| 悩み相談をされやすい | □ はい |
| 相手の表情や声色の変化にすぐ気づく | □ はい |
| 人と会ったあとに強い疲労感を覚えることがある | □ はい |
| 相手の気分に合わせすぎて、自分が何を感じているかわからなくなることがある | □ はい |
「はい」が4つ以上 → エンパス体質の可能性が高いです。
逆エンパス傾向チェック
あなたが人に影響を与えているタイプかどうかを測る質問です。
| 質問項目 | あなたの回答 |
|---|---|
| 何もしていないのに人から敵意を向けられることがある | □ はい |
| 自分と話した後に、相手が突然泣き出す・怒り出す経験がある | □ はい |
| 相手の本音や隠していた感情がなぜか表に出てくることが多い | □ はい |
| 初対面で警戒されることがあるが、後に誤解だったと言われる | □ はい |
| 周囲の空気を変える力があると感じたことがある | □ はい |
| 人から「あなたのせいで気づかされた」と言われることがある | □ はい |
| 無意識に人を鏡のように反応させてしまうと感じる | □ はい |
「はい」が4つ以上 → 逆エンパス体質の可能性が高いです。
診断結果をどう活かすか？
エンパスも逆エンパスも、特別な「能力」というよりも、生まれつき持った感受性やエネルギーの作用方向の違いです。どちらが良い悪いということではなく、自分の体質に気づくことが大切です。
エンパスであれば、自分と他人の境界線を意識して守る練習をすることで、共感の力をポジティブに活かすことができます。逆エンパスであれば、自分の影響力を理解し、人に無意識で与えてしまうストレスを和らげる工夫を意識するとよいでしょう。
どちらのタイプにも共通するのは、「自分を知り、丁寧に扱うこと」が何よりの鍵です。
自分の共感スタイルを知って、もっと楽に生きよう
エンパスも逆エンパスも、繊細さや共鳴力を持った現代の“感じる人”たちです。時にそれは生きづらさとなって現れますが、自分の気質に気づき、その力を正しく扱うことで、他人との関係も、自分との関係も、より豊かで心地よいものに変えていくことができます。
あなたはどちらのタイプでしたか？自分の傾向を理解し、大切に育てていくことが、これからの自分らしい人生の第一歩になるかもしれません。