レイキ(霊氣)ヒーリングとは?やり方、受けると効果はある?

「レイキ(霊氣)」は、日本で生まれたエネルギーヒーリングの手法であり、手のひらを通して宇宙の生命エネルギーを流し、心と身体のバランスを整えるとされています。近年では海外でも高い評価を受け、スピリチュアルや代替医療の分野で注目を集めています。本記事では、レイキの起源や創始者である臼井甕男の話、資格の種類や段階、シンボルとマントラの意味、実際のやり方や受けた際に感じる「好転反応」などを詳しく解説し、レイキの効果について考察します。
レイキ(霊氣)とは何か?
レイキ(霊氣)とは、日本発祥のエネルギーヒーリング法の一種で、宇宙に遍在する生命エネルギーを利用して心身のバランスを整え、癒しをもたらすとされています。「霊氣」は「宇宙から来る生命エネルギー」を意味し、手を介してこのエネルギーを流すことで身体や精神の健康促進を目的としています。
レイキの歴史と創始者
レイキは1922年に臼井甕男(うすい みかお)によって発見されました。臼井氏は比叡山での断食修行中に霊的な覚醒を体験し、このエネルギーを用いて人を癒す方法を体系化しました。これが「臼井レイキ療法」として知られ、戦前の日本で広まり、その後海外へと広がり世界的な人気を得ました。
レイキの資格とレベル
レイキを実践するには資格があり、一般的に3段階あります。自己ヒーリングや身近な人への施術が可能になる「ファーストディグリー(初伝)」、遠隔ヒーリングが可能になり、シンボルやマントラを習得する「セカンドディグリー(奥伝)」、他者にレイキを教え伝授する資格が得られる「サードディグリー(神秘伝/マスター)」について詳しく説明します。
ファーストディグリー(初伝)とは
ファーストディグリーはレイキの基礎段階で、レイキヒーリングの基礎知識と基本的な手法を学ぶ段階です。この段階では、自分自身や身近な人に対して直接手を当ててレイキを流す方法を習得します。自己ヒーリングや家族、ペットなどへの施術が主な目的となります。ファーストディグリーを習得することで、自分自身のエネルギーバランスを整えることができ、ストレスや疲労を軽減することが期待できます。
セカンドディグリー(奥伝)とは
セカンドディグリーでは、さらに高度なテクニックを学びます。主な内容としては、遠隔ヒーリングの手法や、レイキ特有のシンボル(マントラ)の使い方を習得します。シンボルはエネルギーを特定の目的に集中させたり、遠隔で他者を癒すことを可能にします。また、精神的・感情的な問題への働きかけや過去のトラウマの癒しにも用いられます。この段階でレイキの活用範囲が大きく広がります。
サードディグリー(神秘伝/マスター)とは
サードディグリーは最高位の段階であり、「マスター」とも呼ばれます。この段階ではさらに深い霊的な理解や精神的な成長を促す内容が含まれます。マスターシンボル(ダイコウミョウ)を習得し、より高次元の意識や精神的な覚醒を目指します。さらに、このレベルを取得すると、他者に対してレイキを教えたり、レイキの伝授(アチューンメント)を行う資格が得られます。レイキの指導者や講師として活動できるようになるため、専門的な知識と経験が求められる段階です。
これらのレベルを段階的に学ぶことで、レイキの奥深い世界を理解し、実践的なヒーリング能力を高めることができます。
レイキヒーリングのやり方
レイキヒーリングの基本的な方法は非常にシンプルで、手のひらを使って自身や相手の体に触れる、または触れずに手をかざすことでエネルギーを流します。具体的な方法は以下の通りです。
- 静かな環境で心を落ち着ける。
- 手のひらを患部または各チャクラに置く。
- レイキエネルギーが流れていることをイメージしながら深呼吸を続ける。
- 一か所につき約3~5分間手をかざし、順番に施術を進めていく。
レイキのシンボル(マントラ)とその意味
レイキでは主に4つのシンボルとマントラを用います。レイキのシンボル(マントラ)とその意味を詳しく説明します。
第一シンボル:チョクレイ(Cho Ku Rei)
チョクレイはレイキの基本的で最も頻繁に使われるシンボルです。名前の意味は「ここにエネルギーを集中させよ」というもので、主にエネルギーを増幅し、対象にエネルギーを集中させる際に用います。浄化や保護の意味もあり、物理的な癒しやエネルギーの活性化、環境の浄化にも役立ちます。
第二シンボル:セイヘキ(Sei He Ki)
セイヘキは感情や精神面での浄化、調整を促すシンボルです。特にストレスやトラウマ、恐れ、不安など感情的・心理的問題の癒しを目的とします。また、精神的な調和を促進するため、瞑想やリラクゼーション時にもよく使われます。心のバランスを整え、平和で落ち着いた気持ちを取り戻すサポートをします。
第三シンボル:ホンシャゼショネン(Hon Sha Ze Sho Nen)
ホンシャゼショネンは遠隔ヒーリングを可能にする重要なシンボルです。意味は「本来の自分に戻る」「本質と繋がる」などで、物理的な距離や時間を超えてエネルギーを送ることができます。過去のトラウマや未来の不安に対しても効果的で、過去・現在・未来を超えた時空を超越する癒しを行うことができます。
第四シンボル:ダイコウミョウ(Dai Ko Myo)
ダイコウミョウはレイキの中で最も高次元なシンボルとされ、精神的な覚醒や高次元とのつながりを象徴しています。このシンボルは自己の精神的成長を促進し、直感や自己認識、内面の覚醒を助けます。また、マスターシンボルとも呼ばれ、レイキを教える資格を持つ者(マスター)が使用するシンボルです。レイキの深い理解や宇宙意識とのつながりを高めることを目的としています。
これらのシンボルを適切に使うことで、レイキエネルギーの効果を最大限に引き出し、より深い癒しをもたらすことができます。
レイキの効果と好転反応について
レイキヒーリングを受けると、リラックス効果、ストレス軽減、痛みや疲労の緩和、心身のバランス改善など、多くの人がポジティブな効果を報告しています。ただし、一時的に症状が悪化したり、だるさや眠気、感情の浮き沈みなどが起こることがあります。これは好転反応と呼ばれ、エネルギーの浄化過程で一時的に起きるもので、通常は数日で落ち着きます。
科学的な研究はまだ限られているものの、多くの臨床現場では補完療法として一定の評価を得ています。ただし、医療行為の代替とはなりませんので、病気の治療は医師の診断・治療を優先してください。
まとめ
レイキヒーリングは安全で非侵襲的なヒーリング手法として世界中で広く実践されています。正しく学び、安全に行うことで心身の健康や精神的安定をサポートする有効な手法となるでしょう。